J.D.サリンジャーが、結局表舞台にほとんど出てこないまま亡くなってしまった…。
何十年も新作を発表しないまま、息子さんが世間に公表しました。
91歳で、自然死だったようです。大往生ですね。ご冥福をお祈りします。
何がびっくりって、つい一昨日、「あー、なんかサリンジャー死ぬ気がする」と思って本棚から「ナインストーリーズ」をベッドの脇に置いて、いつでも読めるようにしておいたんですよ。
ついに片手の鳴る音を聞いたのかもしれません。いろんな意味で。
非常にとんがった小説を書く作家でしたけど、おもしろいのでみなさん是非読んでみてください。有名どころは「ライ麦畑でつかまえて(できれば最初は野崎孝訳で)」と「バナナフィッシュにうってつけの日(ナインストーリーズ収録。このブログのタイトルの元ネタです。)」です。
個人的には短編集「ナインストーリーズ」の「小河のほとりで」と「テディ」、グラース・サーガの「フラニーとゾーイー」がおすすめです。
サリンジャーは1965年以降、一切作品を発表しないまま、ずっと世間から離れて生きていたみたいですが(少し前に「ライ麦続編」騒動がありましたけど)、その間にいくつもの小説を書きためているのではないかともっぱらの噂です(あくまで噂です)。
こういうのはマイケルジャクソンの時と同じで、遺族や近しい人がお金欲しさに出版を企画してくる場合が多いと思うんですが、確かにサリンジャーが沈黙の45年の間に書いた小説で、特にグラース・サーガが終わっているのであれば読んでみたいところです。
(故人の遺志としては「絶対に世に出さない」ようになっている気もしますが…。)

ご無沙汰です。haraです。
サリンジャーなくなってしまいましたね。
朝ニュースで見て、あ、髭氏のブログ見ないと...って思いましたもん。
私もサリンジャーは好きで「The Catcher ・・・」より「ナインストーリーズ」から入ったクチです。
刺激的で反体制的に抑圧されてさらに魅力が高まった彼ですが、すっかり隠遁生活で生きている事すら忘れてました。久しぶりに本を引きずりだしてみよう。
ご無沙汰です。例のフェス以来ですね。
僕もサリンジャーは「ナインストーリーズ」からでした。
サリンジャーは良くも悪くも作者の人格が出ていて、痩身で肋骨の浮き出たような小説が多い気がします。なので疲れてる時に読むと結構地雷ですよね。